We Have Wings2021/08/26 09:16

8/24のパラリンピックの開会式は素晴らしかった。特に13歳の和合由依さんの、くるくると変わる表情と片翼の小さな飛行機で飛び立つ勇気の演技に、目頭が熱くなるほど感動した。由依さんは、約800人の公募オーディションで選ばれた東京都の公立中学2年生、上肢、下肢に先天性の障害がある自身の境遇と重なる片翼の「小さな飛行機」の演技で不安や決意を表現した。この開会式を控え、夏休み中に鏡を見ながら練習し、1日8時間に及ぶこともあったそうだ。普段は電動車椅子を使用しているが、開会式では手動の車椅子を使用するので操作に支障が出ないように、障害のある左手の筋力をつけ懸命に頑張った。由依さんは、元々絵を描いたり、歌を歌ったり、何かを表現するのが大好きな頑張り屋の女の子。私は市の民生委員として障害福祉部会に所属しているので、全国の障害者に明るい未来と希望を与えたと思う。人間は障害のある無しに関わらず、「挑戦に必要な翼は誰にもある、勇気を出して翼を広げれば何処にも行ける」。由依さんに特大の金メダルをあげたい。

写真:茨城新聞