伊能忠敬旧宅2009/10/11 23:56

諏訪神社の祭礼(大祭)を見た後、古い町並みがある小野川付近を散策した。ここで伊能忠敬のことを簡単に書いてみたいと思う。日本で初めて実測による全国地図を作った伊能忠敬は、17歳で伊能家の婿に入った。当時の伊能家は、米の売買や酒造りなどを営む大きな商家で佐原村の名主でもあった。しかし、学問が好きであった忠敬は49歳で隠居、江戸に出て勉強し、55歳から全国測量を行った。その間に歩いた距離は約3万5000キロメートル(地球1周分)にもなると云う。後にその成果は「大日本沿海輿地全図」として結実する。小野川沿いに忠敬が30年余り過ごした江戸時代の一部の店舗と表門、土蔵がそのまま残っている。目の前に30分間隔で落水音の聞ける樋橋と観光船着場がある。

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