元気に育つジャガイモ2011/05/05 06:23

今年は東日本大震災の影響もありジャガイモの植付けが遅れた。ここ数日ジャガイモの生育が目覚しい。今年もメークインとキタアカリを半々に植え付けた。ここで簡単にジャガイモの解説をしておく。メークインは長い形状をしており、でこぼこもそれほどひどくなく皮はむきやすい。男爵イモよりもねっとりしていて煮くずれしにくい。このため、カレーやシチューや肉じゃがなど煮て調理する料理に適している。キタアカリは生食用品種で男爵薯を母親として、線虫抵抗性を持たせるよう農林水産省北海道農業試験場で品種改良したものである。カロテンやビタミンCの含有量が多い。男爵薯同様、粉吹き芋やマッシュドポテトに適している。我家のジャガイモは放射能の汚染は無いので美味しいと思う。

努力し続けた父 97年間の人生2011/05/19 17:02

5/13の早朝父が静かに息を引き取りました。父は高齢になってから目、耳が弱り、足も不自由になり、心臓に病気を持っていましたが、ここ数年間は自宅で養生し、好きな囲碁・将棋、大相撲そして野球放送を楽しみ、夫婦で穏やかな毎日を送っておりました。しかし、3/11突然起きた大震災、余震の続く中両親は介護施設に避難致しました。4月に家に戻りやっと落ち着いたと思いましたが、父の体調が思わしくなく食欲も無くなり4/18病院に入院致しました。5月に入ってから好きな果物を少し食べるようになった矢先の5/12の夕食後急変し、5/13の早朝私の手を握ったまま静かに息を引き取りました。父は大正3年に生まれ、20代は戦争に召集され満州に出征致しました。そして、荒廃した戦後復興期に実家に戻り、両親、妹、4人の子供を抱えながら夫婦で一生懸命農業に勤しみました。決して恵まれた環境ではありませんでしたが、毎日の生活の中に目標を設定し、自分に妥協することなく、努力し続けた97年間の人生でした。貧乏でも精一杯生きた人生に悔いは無かったものと思います。父は私にはとても及ばない能力を持っていましたが、それを封印し家族のために頑張る父の言動に愚痴など一度も聞いたことがありません。どんな思いで毎日を過ごしたのでしょうか。父にはもっと良い人生があったのではないかと思わずにはいられません。改めて尊敬する父でした。私は人生の師としての父と最期まで一緒に過ごせたことは本当に幸せ者でした。これもひとえに地元を始め回りの多くの皆様の支えがあったからこそ頑張れたものと思います。改めて皆様のご厚情に心から感謝するとともに深く御礼を申し上げます。誠に有難うございました。(写真は父が育てた桃の花で、毎年5月に満開になりますが今年は間に合いませんでした)